当社は、日中間の教育交流を深め、友好を促進する目的で、中国駐日大使館教育処、日本外務省、日本貿易振興会などの公的機関の後援及び助成により2001年に創業しました。 これまで10年以上に渡り、日中の国際教育及び交流に関する事業に展開しており、政府・教育機関、企業、留学生など幅広い支持を得てきました。
21世紀に入り、文部科学省は2008年に「グローバル30」、2014年に「スーパーグローバル計画」を策定し、日本の大学の国際化を進めております。2020年には30万人留学生の受入れを目指しています。 そのため、「留学生受入れ体制の整備」、「英語による授業等の実施体制の構築」などの総合的な体制整備に加え、拠点大学間のネットワーク化の推進、資源や成果の共有などの取り組みも行っております。 独立行政日本学生支援機構(JASSO)の最新の調査によると、2014年度高等教育機関及び日本語教育機関における外国人留学生総数は184,155となり、前年より9.5%増加し、内中国人留学生(台湾を除く)は51.3%占め、94,399人に増えました。
一方、中国では経済のグローバル化を背景に海外留学への関心が高まっています。 中国教育部が発表したデータによると、2014年に私費で留学した中国人学生の人数は42.3万に達成しました。 中国政府は「世界基準の一流大学をつくる」という長期戦略を進めるため、国内の大学が海外大学との大学間交流協定を提唱し、その国際交流を支援しており、中国の大学は積極的に世界で有名な大学や学術機構との交流を探求し、海外への短期・長期訪問、研究員・教員・学生を派遣しています。 そして数年以内に、中国の大学生が海外留学プログラムに参加する人数は大学生全体の10%に達すると試算されており、今後留学生数の更なる増加に期待できるとともに、中国への留学需要も益々も高まってきています。
当社は、最新の留学市場及び動向を把握し、日中大学間の学術交流活動に貢献したいと考えております。 早稲田大学、上智大学、同志社大学、立命館大学、千葉大学など日本名門校を始め、復旦大学、西安交通大学、四川大学、同済大学など中国名門校と協力関係を構築しており、毎年、数千名の中国人学生が当社を通じて、海外大学に送り出されております。 これまで培った10年以上の経験と実績に加え、国際教育サービスの理念のもと、新たな事業領域を開拓していきます。 短期中期交換留学プログラムでは、日本からサービスを開始し、現在ではアメリカやヨーロッパなども対象としております。 また訪日視察団の受入れ、派遣、日中間における学生の国際交流を促進すると同時に、優秀な中国人留学生のデータベースを構築し、企業に最適な国際人材の紹介を実現したいと考えております。 2015年に、社内組織を再編し、現地サービス部を設立し、数十万人もの中国人留学生に対して海外における現地サポートサービスに着手しております。
これからも引き続き国際教育・友好交流の活動に尽力し、より多くの国際人材を育成し、中国と世界の友好交流の架け橋をめざして従業員一丸となってまい進していきたいと思います。